A:後継者が不在なために、会社を整理してしまうことは大変な損失になります。また、会社がなくなることは、会社の従業員、取引先等の関係者にとっても重大なことです。したがいまして、事業を承継してできるだけ会社を継続すべきといえます。

一方で、事業を引き継ぐには、合併、会社分割、事業譲渡などさまざまな方法が存在します。また、事業承継には、会社の保証人の引き継ぎや、経営者の保有する会社の株式の引き継ぎなど、検討すべき問題点があります。

これらの点を解決するには、まずは会社の経営状況を適切に診断したうえ、会社にあった事情承継の方法を選択し、問題点を解決していく必要がありますので、早めに専門家に相談をしておくことが重要です。