(事案の概要)

Aさんは主婦をしていますが、Aさんの家計の収入は、夫の給料(手取り約25万円)です。

Aさんは、生活費の足りない分をカードの借入れでまかなっていましたが、徐々に借入金が膨らんでいき、債務の総額は消費者金融等4社より約200万円、月々の返済額が6万円を超えるようになりました。

Aさんはこのままではいけないと考えてパートに出ることにし、現在は約4万円のパート収入を得ています。しかし、パート収入を加えても、収入より支出の方が多くなり、Aさんは今後いつ返済が終了するのか見通せないと感じています。

 

(解決内容)

Aさんは、夫には内密で債務の処理を行いたいと希望されていました。また、今後はパートの仕事量を少しずつ増やしていき、何とか債務を完済したいとのことでしたので、任意整理の方法を選択することとしました。

引き直し計算の結果、債務の総額が約半分の110万円になりました。そこで、残元金の110万円を利息なしの3年間の分割で支払うことで示談しました。

この示談により月に約3万円の返済を行うこととなりましたが、パートの仕事量を少しずつ増やしていったことにより、無事に支払いを完了することができました。