(事案の概要)

Aさんは、病院で衛生士として勤務していましたが、突然院長から「クビだからもう来なくていい」と言われました。

後日、病院からは解雇理由通知書が送られてきたのですが、身に覚えのないことが書かれていました。

Aさんとしては、身に覚えのない理由での解雇であったため、解雇を争いたいと考え、当事務所を訪問されました。

 

(解決内容)

Aさんは、裁判所に解雇無効を主張して労働審判を申し立てましたが、労働審判の期日において、病院側は解雇理由について、説得力のある証拠を提出することはできませんでした。一方で、Aさん自身はこのような病院に戻っても長続きはしないだろうという気持ちに変わっていきました。

そこで、裁判所の勧告もあり、5か月分の給料の支払いによりAさんが退職を受け入れるという内容で和解が成立しました。