事業承継には大きく分けて、①親族へ承継する方法(親族内承継)、②会社の役員や従業員に承継する方法、③会社を第三者に譲渡する方法(M&A)の3つの方法があります。

それぞれの承継についてメリット・デメリットがありますが、後継者候補の有無、会社の財務状況・経営状況、経営者個人の資産状況などを総合的に考慮して、どの方法を選択するか決定すべきです。

中小企業の事業承継は、これまでは親族を後継者とした①の方法が大部分を占めており、現在でも事業承継の約6割を占めています。しかし、最近は親族外承継である②、③の方法によるものも増加しています。